キーソナタ

父ゴールドドリームはフェブラリーS・チャンピオンズC・帝王賞かしわ記念2回とGI/JpnI5勝を挙げ種牡馬入り。本馬と同世代の3歳馬が初年度産駒で、ミトノドリームが九州ジュニアチャンピオンとネクストスター佐賀を、ミラクルヴォイスがネクストスター門別を、トサノマイヒメがフォーマルハウト賞を制すなど3頭の重賞ウィナーを輩出しファーストシーズンサイアーランキングを独走。本年はジャナドリアが雲取賞(JpnIII)を制覇、羽田盃3着とクラシックを賑わせており、その他グランジョルノがJBC2歳優駿(JpnIII)と雲取賞(JpnIII)を2着するなどなど数多くいるゴールドアリュールの後継種牡馬の中でも特に人気を博している種牡馬です。

母系に目を向けますと2代母に京都牝馬S2着2回・ダービー卿CT2着の実績があるマイネアイルがいる血統で、何より母父が今年のリーディングブルードメアサイアーの首位を快走しているキングカメハメハというのが魅力の一つでしょう。

さて、本馬はJRA5戦未勝利からサラブレッドオークションに。デビューから3戦の走破タイムが優秀な事、またコーナー通過順が5番手以内と地方競馬で重要な先行力がある事から購買に至り、当クラブで約1年ぶりの既走馬募集となりました。

こちら現在岩手リーディングTOPの水沢・伊藤和忍厩舎に入厩予定。岩手ではJRAの賞金が8割カットされるので番組賞金16.6万、3歳C2～C1の好条件からスタートとなります。下級のクラスは0賞金の元中央馬が同じレースになってしまいがちですが、本馬は少し賞金を持っているためその辺りの馬とはかち合わずに緒戦を迎える事が出来ると思います。
距離は短距離を中心に使われており、胴の詰まった馬体からも明らかに短距離が向いてそうですが、まずは水沢1300m戦からのスタートで、秋に古馬編入になれば盛岡なら1000m・水沢なら850mの超短距離戦も選択可能。また、年内17万の加算で南関にステップアップも可能です。酷暑の夏場は朝晩の比較的涼しい岩手で過ごし、真冬の馬場が悪化する前に南関東に移籍すれば一頭で二度楽しむ事が出来ます。すぐ走る安価な既走馬をお探しで南関挑戦する夢も見たい、そんな皆様にうってつけの一頭です。